年寄りのたわごと

思いつくままに(1)

世界の主要な資本主義国家の右旋回がますます顕著になってきました。

これまで経済を支えてきた中間層の貧困層への転落に歯止めがかから

なくなったことがその背景にあります。貧富の格差の増大が顕著な現

象の一つです。アメリカ次期大統領にトランプ氏を選んだのもアメリ

カの中間層の危機感の表れだと思います。


日本でも背景は同じです。そうした国民の不満を敏感に感じ取り素早く

行動を起こしたのが「戦争勢力」です。

民主党政権に失望した国民が「戦争勢力」の傀儡政権である阿倍政権を

誕生させたのも中間層の危機感の表れといえます。

「白紙委任状を受け取った」とする阿倍政権は強力な「戦争勢力」の指

示のもとに「多数決を原則とする民主主義」を建前に「独裁政治」とも

とれる強引な政治を進めています。

政党政治は骨抜き寸前です。公明党のように完全に骨抜きにされた政党

もあります。日本共産党を始めとする野党が金科玉条とする「院内闘争」

など焼け石に水の状態で連発される「強行採決」を前になすすべなしと

いうのが現状です。


しかし、中間層はこれまでの生活を維持しょうと必死で、政治どころで

はありません。政治を吟味する「余裕」など二の次になっているので

す。また、置き去りにされてきた貧困層は生きるよりどころを宗教に

求めています。結果、宗教団体が信者を増やし勢力を拡大しています。

日本最大の右翼団体と言われている「日本会議」の中核をなしている

のがこうした宗教団体であり、「日本会議」に名を連ねている多くの

国会議員の支持母体となっています。


さて、貿易立国の日本経済は完全に行き詰っています。一見景気が回

復しつつあるような場面もありますが、その実態は金融取引によるバ

ブル利益が中心で、本業による利益は実質的には赤字というのが実態

のようです。海外展開も一時ほどの勢いはなく、新たなの市場を見つ

けるのに躍起になっていますが、これまで恰好な儲け市場だった中国

などのいわゆる開発途上国も自国経済優先の政策に次々と転換し、こ

れまでのように「甘い汁」を吸うのもままならなくなっています。


つまりマクロでみると中小企業はもとより大企業にとってもすでにこ

れまで以上の儲けを生み出すことのできる市場が徐々に狭まってきて

いるのです。こうした状況は輸出を柱の日本経済にとっては致命的と

言えます。もちろんミクロでは景気が回復したり落ち込んだりの紆余

曲折はあるでしようが、マクロでみると日本経済の鈍化、停滞は止め

ようがないというのが実状のようです。

そして、こうした状況は日本だけに止まらず世界の資本主義経済国家

で規模の大小や深まる速度の遅い早いの差はあるものの引き起こって

いるのです。アメリカの新大統領に選ばれたトランプ氏が「保護主義」

や「ブロック経済主義」などを口にしているのはそのあらわれです。


そうした世界経済の行き詰まり状況に並々ならぬ危機感を強め、これま

で日本の暗部でくすぶっていた「戦争勢力」が急激に活動を開始した結

果がこれまでの日本の政治、経済に起こっている現象だと私は思ってい

ます。(つづく)







もミクロでみると

景気が回復しつつあるかのような場面もありますが、マクロでは今後

大幅な輸出はありえないといえます。




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