年寄りのたわごと

「中央バス文書」の内容と問題点③

「小樽市内バス路線に関する考え方」のつづきです。


4、今後の当社対応について


 当社は、小樽市に本社を置く会社として、長年、市政に協力してきた

と自負しており、“出来る限りの協力は惜しまない”という方針で協議し

てまいりましたが、このままでは残念ながら何も見出せず時間ばかりが

経過します。

 当社は、観光客の利便性を考慮したロマン号や小樽水族館線等の観光

路線の充実、及び生活路線においても、小樽市民のバス利用が減少する

中、ダイヤ改正時には需要に則した事業計画を策定するなど収支改善に

努めてまいりました。

 また、平成24年12月の「小樽ターミナルのリニューアル」を始め、平

成26年5月の「ICカードシステムの導入」や、平成26年12月からの「ノン

ステップバスの導入促進」などサービス向上策を実施し利用の促進を図る

など、可能な限りの経営努力をしてまいりましたが、これらの施策が根本

的な収支改善に繋がっている訳ではありません。

 今後は、民間企業として出来うる小樽市内バス路線の改廃等、抜本的な

見直しを速やかに進めざるを得ないとと考えており、実施の際は貴市関係

部局に通知いたします。


 以上、当社の見解を取り纏めましたので、異議等がございましたらご返

答願いたく、宜しくお願いいたします。



以上が中央バス牧野社長から森井市長に「通知」された「小樽市内バス路

線に関する考え方」の全文です。


締めくくりとして、「4、今後の当社対応について」に述べられていること

は企業としてその存続のために必要と判断し為されたことであり、いちい

ち自治体にお伺いをたてなすべきことではないと考えます。

仮に、本社所在地が他都市に移されたとしてもそれは中央バス自身の判断

であり自治体が云々すべきことではありません。

バス路線の抜本的な見直しも同様であり、結果、便利、不便の判断は利用

者がなすべきことです。


「少子高齢化」「人口減少」を押し止めるカンフル剤はありません。激変

する社会環境の中で企業が生き残っていかねばならない局面で、市長の認

識がどうの、市政への協力がどうのと言っている中央バス牧野社長の認識

にこそ甘さがあるのではないでしょうか。


8月20日付けの道新3面「アングル」の記事中に、ある市議がこの文書を

を目にして「6月の中央バスの文書は最後通告だ。速やかに対応しないと

路線撤退や減便が現実になる」と焦り、建設委員会の市議の面々が中央

バスの牧野社長のもとに駆け参じたと報じていました。


ここでも「少子高齢化」「人口減少」に対する小樽市議等の認識の甘さ

が露呈しています。中央バスと小樽市との関係悪化など問題にしても何

の解決にもなりません。これまで3回の市議会を見ても小樽市議会の無

能ぶりが明らかになっただけでなんの前進もありませんでした。責任の

擦り合いではさらに厳しくなる環境を乗り越えていくことはできません。


ますます厳しくなっていく環境変化を捉え切れていない森井小樽市長、

中央バス牧野社長、小樽市議会の三者が三つ巴えになって演じたドタバ

タが、この文書から伺い知ることができる、と私には思えてなりません。


尚、文中にありました牧野社長と森井市長の間でやり取りされた確認書

3通と回答書3通については本日(10 月17日)公文書開示申請書を提出し

受理されました。開示が決定されれば、内容を公開いたしますのでしば

らくお待ちください。





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